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アレルギー科 アレルギー科
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-アレルギー科-

主なアレルギー疾患

スギ花粉やダニによる花粉症に対しての治療として、抗アレルギー薬による内服治療は一般的ですが、これは対処療法で症状を抑えているだけのものです。舌下免疫療法とは、スギ花粉やダニのアレルギーの原因となる成分を口の舌下に置き、ゆっくり溶かして数分後に水で飲み込み、これを低量から徐々に増量して毎日数年続けることによって、スギ花粉やダニに対する過剰な反応が出ないよう(免疫寛容の状態)にするものです。アレルギーの根治療法とも言われており、講習を受けた医師しかできない治療です。通常の治療で治まりにくい方や薬の副作用で眠気がひどいなど、今までの治療に抵抗性の方や根治を目指す方に勧められる治療です。副作用も起こりうるので、気になる方はご相談ください。

何らかの物質が皮膚につくことで痒くなる場合、アレルギー性の接触皮膚炎(かぶれ)を疑います。例えばアクセサリーをつけたとき、革靴、ゴム長靴を履いたときや、毛染め、局所麻酔薬、防腐剤、接着剤や香料、化粧品などのクリームを使った後、漆などで痒くなる方は原因を調べることができます。
さらには、原因不明の湿疹を繰り返す場合も、日常生活で触れるものが原因となっている可能性もあります。
検査方法はパッチテストといって、原因に疑われる物質を少量背中に貼り、濡らさずにそのままの状態を保って、48時間後に外し貼った部分がかぶれていないかを確認します。アレルギーがあると赤くなってかゆみが生じます。通常判定は48時間後、72時間後、1週間後の3回行います。原因物質が分かるとそれを避けることによって症状が改善していきます。逆に放置をしていると色々なものにかぶれやすくなることが言われています。刺激の強いものでかぶれる刺激性接触皮膚炎は別の病気です。治療はステロイド外用薬を中心とした抗炎症治療ですが、生活指導は原因によって変わります。繰り返しの湿疹にお悩みの場合は一度ご相談ください。

金属アレルギーでは、金属製品と接触することで接触部分やその周辺がかゆくなり、赤くなったり腫れ上がったり、小さな丘疹が出現する「接触性皮膚炎」が起こります。金属のアレルギーは「遅延型アレルギー」とも呼ばれており、症状はすぐには現れず、24~48時間を超えてから発症するケースが多いです。初期の場合は数日後に出る場合もあります。ひどくなると小水疱や小膿疱ができたり、さらには全身の倦怠感や発熱が起こるケースも稀にあります。治療としては、症状にもよりますが、ステロイド軟膏の外用や抗ヒスタミン剤の内服を行うことが多いです。「全身性金属皮膚炎」の場合は、金属が唾液で溶けることで、口内がただれたり、手足に膿が出現したり(掌蹠膿疱症)、または手足に水ぶくれができたり(汗疱状湿疹)、全身に痒疹が出る場合もあります。
原因を調べる場合は、パッチテストなどの検査を受け、アレルギーの原因となる金属が何かを調べる必要があります。原因を取り除くことで症状は軽快します。
当院では、アルミニウム、コバルト、スズ、鉄、白金、パラジウム、マンガン、インジウム、イリジウム、銀、クロム、ニッケル、亜鉛、金、銅 の検査試薬で調べることができます。検査をご希望の場合は、一度ご相談下さい。

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