乾癬の新しい治療薬(TYK2阻害薬)
2023年01月23日
先月は忙しくて、ブログを更新できずじまいで年越ししてしまいました。
すでに大寒も過ぎ、今年最強の寒波がきています。寒くて外にでるのも辛いですね。とにかく、東京に雪が積もらないか心配です。雪国は対策がされているので、冬に雪が降っても酷くなければ驚きませんが、東京は雪に弱い。対策がされていないので、交通網は麻痺し、自動車事故やけが人続出します。雪の日に革靴などもってのほかです。昨年も使いませんでしたが、スノーブーツは捨てられずに置いてあります。今回も使う機会がないことを祈ります。
昨年11月に新たに乾癬治療薬で内服薬がでました。治験データから非常に期待をしていた薬です。この週末にウェブの講演会があり、あらためて内容の勉強をしましたが、やはり期待しかないです。最近の傾向としては、乾癬治療薬は生物学的製剤(注射薬)がどんどん発売されて、重症の患者さんには朗報が続いていたのですが、そこまで酷くはない患者さんへの選択枝としては外用薬、内服薬、紫外線治療が主流でした。そこに新たに非常に治療効果も期待できる薬が加わるのは、患者さんにとっても治療する医師側にとっても大変うれしいことです。この薬を使えるようになって、一人でも多くの乾癬の患者さん達の症状が良くなることを願っています。ただし、処方するために施設承認を受ける必要があるため、その手続きを進めている最中です。さらに、発売して1年間は2週間分の処方しかできないので、頻繁に来ないといけないのは来年11月までは仕方のないことです。乾癬の治療は長期戦です。今までの治療でなかなかうまくいかない方や、もう少し治療効果を上げていきたい方は一度ご相談にお越し下さい。