ケロイド
2021年11月17日
急にコロナ感染者数が減少し、先週末に2年ぶりに学会に出席してきました。コロナ禍はずっとウェブ参加をしていて、画面を見ていると疲れてしまうのですが、オンラインの場合は、診療が終わってすぐに参加できる点は良かったです。しかし、実際に参加して直接質問もでき、臨場感が伝わってくるので、やはりライブは良いですね。しかしまだ参加者は普段の半分くらいでしょうか?警戒しながらも、まだコロナとの戦いは続きます。
今回の学会で大変勉強になった講演が、ケロイド・肥厚性瘢痕についてです。ケロイドは傷やニキビの痕が赤く盛り上がってきてしまうものです。傷は膠原線維がひも状になったものですが、周囲からの皮膚を引っ張る力が傷に加わるため周囲に炎症を起こしてしまうのが原因と考えられます。今までは、ステロイドの局注やテープ剤の貼付で治療をしていましたが、小児・大人での貼付剤の使い分けや、注射の入れ方など、今まであまり具体的に聞いたことのない内容を教えてもらうことができました。今後の診療に役立てたいと思います。