マスク関連の皮膚トラブル
2020年09月04日
この暑さの中、コロナ対策でマスクをしていると、今までにない色々なことが起こってきます。
真夏にマスクをするのは、私自身もたぶん初めてだと思います。こんな暑い中マスクをして走ったり自転車に乗っていると、息が上がったときに苦しくて我慢ができなくなります。その時はマスクをずらして呼吸を整えるのですが、マスクの中は汗でジトジトになっています。自分の吐く息は非常に湿気を帯びていますので、マスクをしながら自分の息がスチームのようになって皮膚に影響を及ぼします。例えると、絆創膏をして濡れてしまうと、皮膚がふやけるのと似た感じです。ふやけた後は水分が急激に蒸発しますので、結果的には乾燥します。さらにマスクをつけると摩擦による刺激が加わり、皮膚のバリアが壊れて炎症を起こしやすくなるのがマスクによる肌荒れの原因です。ニキビがあると、熱気で化膿しやすくなり、赤にきびも増えてしまいます。マスクという原因を取り除けない現状では、何とかして症状を悪化させないために、適切な治療とマスクの変更(肌に優しい素材や蒸れにくいものなど)が必要です。マスクをつけることの苦痛はありますが、マスクをせずに店に入ることが難しい状況では、皮膚に優しいマスクを探すのと適切な治療が重要です。お困りの方は一度ご相談ください。