TOPページに
もどる

ブログ

異汗性湿疹

2020年06月19日

緊急事態宣言が解除され、徐々に日常が戻りつつありますが、実際には本質的な問題は改善されていません。治療薬、ワクチンがない現状では、とにかく広げないように囲っていくしかないです。焦らず急がず好機を待つことが必要です。

今回は、今の時期増えている異汗性湿疹についてです。手のひらや指、足の裏に細かいぶつぶつ(水疱)ができて、痒みや場合によっては痛みを伴う湿疹です。季節の変わり目に出やすく、汗をよくかく人に多い傾向があります。原因は金属アレルギーが関連することもあれば、不明のこともあります。最近はコロナウイルスの影響で頻繁に手洗いや消毒をするため、余計痒みもひどくなることがあります。痒いと自分で掻いてしまうためますます悪化して治りにくくなります。治療は、通常痒みがあればステロイド外用薬を使いますが、皮膚の状態に合わせて薬の強さを選びます。場合によっては、汗を出にくくする薬(医薬部外品)を使うこともあります。お困りの方は、ご相談ください。

それとは別に、最近では毛虫皮膚炎がまた増えてきています。今年は大量発生の様子。砧公園でも注意がでているようです。急に痒みを伴う赤いぽつぽつが出たらそうかもしれません。治療は虫刺されに準じます。ひどい炎症のときは内服薬も使いますので、こちらも併せてご相談ください。

このページの上へ