TOPページに
もどる

ブログ

手荒れ

2020年02月19日

暖冬とはいえ、朝夕の寒さは堪えますね。自転車を乗る時には手袋は欠かせません!

今回は手荒れについてです。私も、毎年寒くなると、処置の後に消毒や手洗いの回数が増え、指先の乾燥と亀裂が増えてしまいます。最近はインフルエンザやコロナウイルスの関連もあって、尚更手洗い励行となり、特に子供の手荒れ、あかぎれの症状が目立ちます。原因は皮膚のバリヤー障害ですが、水仕事をするときにお湯や洗剤が直接つかないようにゴム手袋などを着用し、治療はハンドクリームなどで皮膚の乾燥を防ぐことが重要となります。切れた部分は防水フィルムなどを貼って外からの刺激から守るようにすると、自然に切れた部分が治っていきます。これとは別に手荒れがひどくて痒くなる方たちもいます。この場合は、何らかのかぶれ症状(皮膚の炎症)がおこっている可能性があります。かぶれも、アレルギーの関連するものと刺激によるものがあります。これらの治療には、炎症のコントロールが必要となるためステロイド外用薬が必要です。さらに原因が何かを考えていきながら治療をしないと、良くならないこともあります。診察をして、処置をして、薬をだして、生活指導をして、また診察をして治療がうまくいっているかどうか評価していく。手荒れだけでなく、他の繰り返しやすい皮膚疾患にもこのような診療が大切となります。

市販のハンドクリームを塗っていて、なかなか良くならない場合、特に痒みが強くなるときには、一度受診していただくことをお勧めします。

このページの上へ