爪白癬(爪の水虫)について
2019年11月09日
最近、ようやく秋らしい天気となりましたね。先日リンゴ農家へリンゴを買いに行ったのですが、まだ寒さが足りず、今の時期のものは、蜜は入っていないとのことでした。それでも取れたてのものは美味しく、自然の恵みをありがたく感じました。
今回は、爪水虫について説明します。爪水虫とは、足指の間や足底についた白癬菌(カビの一種)が繁殖して、爪に侵入したものです。爪が白く濁り、厚くなって、爪を切るとポロポロと粉のように落ちるものは爪水虫が疑われます。いくつかパターンがあって、爪先から入っていくものが一番多いですが、気づかずに放っておくと爪全体に広がってしまいます。以前、足と爪の水虫を放っていたら頭皮にまで広がり、髪の毛がどんどん抜けてしまう重症の患者さんも来られました。そうならないためには早期の治療が勧められます。最近の新しい飲み薬なら3か月だけ飲むものもあります。外用薬にも爪専用のものがあります。飲み薬での治る確率が6-7割、塗り薬では1-2割と言われていますが、塗り薬もうまく工夫をしていけば確率を上げることは可能です。足の爪の形や色が変だなと思ったら、一度ご相談に来てください。