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とびひに注意

2019年08月07日

長い梅雨が明けた後は、猛暑が続いていますね。体調を崩しやすくなり、エアコンをつけないと熱中症に、冷えすぎると夏風邪にもなり、ややこしいですね。

猛暑になると増えるのがとびひです。とびひというのは、皮膚の表面についているブドウ球菌や溶連菌がただれた表面で繁殖し、細菌の出す毒のせいで皮膚表面が水疱になったりただれたりして広がる感染症です。原因は虫刺されでもかぶれでも擦り傷でもなんでも起こります。つまり皮膚の表面から汁がでるような状況があるとなる病気です。涼しいとほとんど起こらないのですが、暑くなったとたんに患者さんも増えます。調べてみると、ブドウ球菌は30-40度を至適温度としているようなので、30度を超える夏日が多くなると患者数も増えるということですね。治療は菌を減らすために抗生物資を飲んだり、湿疹痒みがあればその治療、他にはシャワーなどで表面の菌を減らすことが大切です。治療をせずにプールに入ったり、痒くて掻いてしまうと拡がったり他の人にうつることがありますので、汁がにじんで広がる皮疹があれば皮膚科でご相談ください。

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