ジベルばら色粃糠疹
2019年03月11日
今朝までの雨もあがり、気持ちの良い天気ですね。昨日1日雨降りでしたから、明るいだけで気分もすっきりしますね。しかし、花粉症の方はしっかり対策を取らないとひどい目にあってしまいます。私も中学生くらいに発症し、薬を飲んでいると鼻の調子は良いのですが、目が痒くなるので先日花粉症用の眼鏡を某メガネのチェーン店で購入しました。はめていると症状がかなり軽減できます。ただ、朝の寒さの時にマスクをすると曇ってきてしまいます。なかなかすべてはうまくいきませんね。
今回はジベルバラ色粃糠疹についてです。通常季節の変わり目に若い人を中心に出やすい病気で、人にはうつらず1,2か月で自然治癒すると言われています。治療は、軽ければステロイドの塗り薬などで治まるのですが、治療に反応しにくいことがあり、その場合は紫外線治療をあわせます。体の中心からクリスマスツリーのように皮疹が並び、最初に出た皮疹部は少し大きめで真ん中の皮膚が薄くむけてかさつくことが特徴と言われています。はっきりした原因はわかっておらず、皮膚の一部を取る皮膚生検をして病理診断と併せて診断をするのが確実です(検査をするかどうかはご相談となります)。何らかのウイルス感染が原因ではないかと言われてはいますが、いまだ不明です。全身に紫外線を当てる機械が当院にはありますので、塗り薬で反応しにくければ一緒に使っていきます。
ステロイドの塗り薬に反応しない皮疹があれば、一度ご相談ください。